『LibreOffice』 – ExcelやPowerPointのファイルが無料で閲覧・編集可能になる統合オフィスソフト

無料で使える定番オフィススイート

ライターの業務では、クライアントから資料データを共有されることが多々あります。

共有される資料にはさまざまな種類がありますが、中でも多いのがExcelやPowerPointのデータ。xlsファイルやpptファイルが開けないようでは仕事になりません。

とはいえ最近の市販PCではMicrosoft Officeがプリインストールされていないものも多く、個別で購入すると大きい出費になってしまいます。

そこで活用したいのが無料で使用できるオフィススイート、『LibreOffice』です。

『LibreOffice』とは、無料で使用できる6つのソフトからなるオフィス統合環境です。

ビジネスで使用される頻度の高いxlsファイルやpptファイルが、高価なMicrosoft Officeを購入せずとも閲覧・編集できるようになるのが最大のメリット。

ライターの場合、Word互換のワープロソフト『Writer』、Excel互換の表計算ソフト『Calc』、PowerPoint互換のプレゼンテーションソフト『Impress』の3種をおもに使用することになるでしょう。

廉価なMicrosoft Office互換オフィススイートはいくつかありますが、『LibreOffice』は機能面や安定性から企業や自治体での採用例も多く、頭ひとつ抜けた信頼感があります。

更新頻度も高いため、当面はこれを選んでおけば問題ないでしょう。

便利な『LibreOffice』ですが、過信は禁物。完全互換ではないため、クライアントの環境でもファイルの見え方が完全に同じになるとは限りません。『LibreOffice』で作成したファイルを入稿する際には、そういったリスクがあることを十分に認識しておきましょう。

またWordやExcelと比べると使用者が少ないため、操作の手順やトラブルの解決策をネットで調べても情報が出てこない場合もあります。

Microsoft Officeを使用できる環境であれば、無理にこちらを使う必要はありません。あくまでMicrosoft Officeを導入するまでのつなぎと考えましょう。