主題がブレるのはNG
ライター初心者の方の記事でよく見かけるのが、主張が途中でブレてしまうケースです。
たとえば、“高麗人参に含まれる成分“サポニン”はどうして体によいの?”という題材の記事があったとしましょう。
例:高麗人参に含まれる成分“サポニン”はどうして体によいの?
“黒プーアルキャベツ茶”を知っていますか? 高麗人参にも含まれるサポニンが含まれている話題のお茶です。
その原料には中国雲南省の茶畑から採れた茶の種子と、大地の栄養で育ったキャベツが使われているのです。
茶の種子というものは日本ではあまり馴染みがないものですが、実は茶葉の数十倍以上の豊富な栄養素に加えて、茶種子由来のポリフェノール、オレイン酸、女性にうれしい鉄分まで入っているのです。
じっくりと熟成、焙煎した茶種子の香ばしい風味、芳しいキャベツの薫りが、美味しく毎日のエイジングケアをサポートします。
残留農薬ゼロという厳しい検査を通ってきているので安全、安心さは折紙つき。食事のお供に、めざめのお供に。サポニンが入った“黒プーアルキャベツ茶茶”はあなたの毎日の生活を応援します。
何が言いたいかわからない記事はダメ
いかがでしょうか。
この主題(タイトル)を読んだ人はサポニンの効用について知りたいはずです。
ですが本文を見ると、サポニンという単語は出てきているものの、話の内容は黒プーアルキャベツ茶なるお茶の説明に終始していますね。
この記事を読んだ人は、またこのメディアで記事を読みたいと思うでしょうか?
今回の例はあまりに酷い&極端ですが、実際にこのような記事を書いてしまう新人さんはいます。
この手の文章は、書いている本人には自覚症状がなく、人に言われるまで気づかないことが多々あります。
とはいえ、ウェブライターに対してフィードバックをするクライアントは稀。
「この人使えないな」となったら、ほかのライターに仕事が行くだけです。
言われないと気が付かない=仕事がどんどんなくなることに直結しますので、納品前には客観的な視線を持って、しっかり推敲しましょう。